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わけあって、花小金井。
子供の頃、線路沿いの小さな公園で、西武線を眺めるのが好きだった。
西武遊園地にもよく行ったっけ。
今ではだいぶ変わっているんだろうな。
この歳になって、はたしてもう一度行く機会があるかどうか。
そんなセンチメンタル花小金井。
もし、墓場に1曲だけ持っていけるとしたら、僕はニーナ・シモンの「I shall be released」を選ぶ。1980年代、僕は屋根裏でRCに興奮するタイプではなく、黒テントで膝を抱えて森田童子に聞き入るタイプの高校生だった。洋楽から入っていかなかったのは、歌詞や言葉にこだわっていたから。無理やりこじつけるわけではないが、そのことが今、僕がメインの仕事としている契約書や就業規則などの作成に繋がっているのではないかと思う。もし、洋楽から入っていたら、また別の仕事をしていたような気もする。
さて、その「I shall be released」、昔、僕は「疲れ果てたさ」といった出だしで歌った。あの頃、あの程度で疲れ果てたなんて、今にして思えば情けない話だが、当時は正直な気持ちだった。今はどうだ。疲れ果ててなんかいやしない。だが、それはちっともいいことなんかじゃない。昔は疲れ果てたと思うほど、肉体的だったのだろう。今一度、「I shall be released」。小平の片隅で。(28.4.1)